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MEDIUM
SOLD OUT
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LARGE
WORKERS定番のハイゲージセーター、今回はヘザーグレー(杢グレー)で。
60番糸を2本より合わせ双糸、30番相当に。 双糸にすると、糸のムラをお互いに打ち消しあい、より均一な糸を作ることができます。さらに、それを3本引きそろえて編み針に入れ、しっかりとした厚みのあるセーターを作りました。
ニットというと、Tシャツのように生地を編んで・切って・縫う。カット(cut 裁断)してソー(saw 縫う)、これをもじって「ニットソー」などと呼ばれる物ありますが、WOREKRSが今回作っているのは基本「リンキング」とか「成形物」と呼ばれる物。初めから、身頃の形に編み上がり、それを「リンキング」という目をひろいながら縫うのです。裏返すと、縫い目にロックがありません。が、そのリンキングニットにあえて一か所だけ、裁断物と同じロック+縫製を入れています。それが、前Vの部分。ちょっとしたデザインでもあり、ビンテージスウェットよろしく伸び止めの意味合いもあります。
さっそく自分で着てみた感想は・・・
「今回の糸は通常の長綿、糸の風合いが以前のコンパクト紡績超長綿とは違う」
「杢グレー(Heather Grey)は、糸の番手は同じなのに少し厚み、がっしりした感じ。着ていても、ばりっとした硬さ、バルキーさと良く言われる感じを受ける」
「一方で、表面の毛羽が若干あるからか、着た時の暖かさはコンパクト紡績より高い」
言葉で説明は難しいのですが、以前から作っているネイビー・グレーとは着るとわかるぐらい風合いが違います。
あちらは高級、しっとり、スムース。今回のはより、質実剛健。
毛羽というのも、まったく0では化繊のスムースな生地のようになってしまう。
毛羽があるからこそ、そこに空気がたまり保温の役割を果たす。
最たるものはウールで、あの独特な表面の細かな毛にあたたかな空気層ができるわけです。
同じコットンでも、繊維長の違い、紡績方法の違いでここまで触感が変わってくるのかと実際着てみて感じました。
製品の詳細はこちらもあわせてご覧ください。
http://www.e-workers.net/store/spot/knit/ia3.htm